「公開ボタンが押されていない」のではなかった ― 改行コードの違いでHPの公開が毎回止まっていた話
J-WORKSの公式HPは、公開用のスクリプトを実行すると、いくつかの事前チェックを通ってから更新される。2026年9月30日に作り終えたHPの更新(検索対策・無料の計算ツールへの案内・商品ページ)が、10月1日になっても公開されていなかった。原因は、最初の事前チェックが、目に見えない改行コードの違いだけで毎回「不一致」と判定し、公開の手前で止まっていたことだった。改行コードをそろえてから比べるよう直した記録。
検証条件
J-WORKSの公式HPは、公開用のスクリプトで更新している。このスクリプトは、実際にサーバーへアップロードする前に、いくつかの事前チェックを順番に行う。その最初のチェックは、HPに載せているnote記事の一覧が最新かどうかの確認で、noteの最新の記事情報から一覧を作り直し、HPのデータに書かれている一覧と同じかどうかを比べる。同じなら次へ進み、違えば「一覧が古い」として公開を止める。今回確認したのは、2026年9月30日に作り終えたHPの更新が、なぜ公開されていなかったかという点である。
実行内容
2026年9月30日、HPの検索対策の残り、無料の計算ツール3つへの案内、BOOTHで販売している商品の詳細ページを作り、HP側の作業を終えていた。しかし10月1日の時点で、これらは公式HPに出ていなかった。公開用スクリプトを確認すると、毎回、最初の事前チェック(note記事の一覧が最新かどうか)で「一致しない」と判定され、アップロードの手前で止まっていた。比べている2つの一覧を確認したところ、中身(記事のタイトルや並び)は同じで、違っていたのは行の終わりを表す目に見えない記号(改行コード)だけだった。HPのデータファイルは、Windowsのパソコンに取り出した時点で、Windows式の改行コードに自動で変換される設定になっていた。一方、チェックのたびに作り直す一覧は別の形式の改行コードで作られるため、記事の中身が同じでも、比べると必ず「不一致」になっていた。
結果
比べる前に両方の改行コードを同じ形式にそろえてから比較するよう、事前チェックを修正した(2026年10月1日)。修正後、公式HPの自動テスト176件を実行し、すべて合格したことを確認した。2026年9月30日に作り終えていたHPの更新は、この修正を行った10月1日まで公開されていなかった。なお、無料の計算ツールのサイトは別の公開手順で更新しており、こちらは止まっていなかった。
失敗原因
原因は、事前チェックが、ファイルの中身を「改行コードまで含めて完全に同じか」で比べていたことにある。データファイルがWindows式の改行コードに変換されるのは、このパソコンでの通常の設定によるものであり、記事の一覧そのものに問題は無かった。チェックは「一覧が古いかもしれない時は止める」という安全側の設計だったため、毎回止まること自体は異常として目立たず、公開されていない状態が「まだ公開操作をしていない」ように見えていた。
改善
比較の前に改行コードだけをそろえる、最小限の修正にとどめた。記事の一覧が本当に古い場合(記事が増えている等)は、これまでどおり公開を止める。チェックの中身(何を比べるか)は変えていない。あわせて、公開できたかどうかは「公開操作をしたか」ではなく、実際の公式HPを見て確認する、という確認の仕方を教訓として残した。
現在の結論
2026年10月1日時点で確認できているのは、事前チェックが改行コードの違いだけで止まる原因を直し、公式HPの自動テストが全件合格していることである。毎回必ず失敗するチェックは、外から見ると「公開の操作がされていない」のと区別がつかない。公開できたかどうかは、押した操作ではなく、実際に公開されているサイトで確かめる必要がある。
根拠
2026-09-30に作成したHP更新の記録、2026-10-01に行った事前チェックの修正記録、および修正後に実行した公式HPの自動テスト(176件、全件合格)によるJ-WORKS内部の実施記録。