AIに作り直させても同じ失敗を繰り返した理由と、落ちた本当の原因を指示に入れる考え方
柄が真っ白になって検査に落ち、作り直しても同じ壊れ方をしました。落ちた理由が曖昧なまま渡されていたことが原因でした。作り直しの指示に本当の原因を入れる考え方を整理します。
この記事で分かること
AIに作り直しをさせるとき、「何が悪かったか」を正しく伝えないと、同じ失敗が繰り返されます。J-WORKSでは、2026年10月14日に、AIが描いた柄が真っ白になって検査に落ち、作り直しても同じ壊れ方をしました。この記事では、そのときに分かった原因と直し方を、確認できた範囲だけで整理します。
何が起きたか
2026年10月14日に、デジタルペーパーの柄の検査で、千鳥や等高線などの柄が真っ白になって不合格になりました。調べると、柄を描く担当のAIのプログラムが、数値になっていない座標(NaNと呼ばれる壊れた値)を出していました。その結果、柄が真っ白(地色以外が0.0%)になっていました。
なぜ繰り返したか
検査が返していた不合格の理由は「柄が少なすぎる」だけでした。これは真っ白という結果の説明であって、原因ではありません。この理由だけが作り直しの指示に渡されたため、本当の原因が伝わらないまま、作り直しも同じ壊れ方をしました。
どう変えたか
検査に、NaNやInfinity(無限大)といった数値になっていない座標を数える項目を足しました。見つかったときは「〇番の柄の座標が数値になっていない」と、どの柄の何が悪いのかを理由として返します。足したあとで、承認済みの6セットに対して試すと、誤検出は0件でした(PC側で確認)。
確認ポイント(編集部の考察)
- 検査が返す理由が、原因そのものか、結果の言い換えにとどまっていないか。「少なすぎる」「足りない」だけの理由は、結果の説明である場合が多い。
- 作り直しの指示に、落ちた本当の原因を入れているか。理由が曖昧なままでは、同じ壊れ方を繰り返しやすい。
- 検査を足したときに、すでに合格している物で誤検出が出ないかを確かめているか。
ここは編集部の考察です。
まだ分かっていないこと
この検査を足したあとで、同じ壊れ方が実際に減ったかどうかは、この記録の時点では確認していません。誤検出が0件だったのは、承認済みの6セットで試した範囲の結果です。真っ白になる原因が、座標の壊れ以外にもあるかどうかは、確認していません。
根拠
2026年10月14日のデジタルペーパーの柄の検査で起きた不合格と、その修正の記録による、J-WORKS内部の記録です。数字(0.0%、6セット、誤検出0件)は、その記録の内容と同じです。